コラム


赤外線調査の実際の手順と注意点

 

赤外線調査の実際の手順と注意点

 

① 調査前の準備

赤外線調査を行う前に、建物の構造や使用材料、外壁の状態などの基本情報を収集します。これにより、調査の精度を高めることができます。また、天候や外気温などの外部環境も考慮し、最適な調査日を選定します。

 

② 赤外線カメラの設定

使用する赤外線カメラの設定を行います。解像度や感度など、調査の目的に合わせて最適な設定を選択します。また、カメラの校正も重要であり、正確なデータを得るためには定期的な校正が必要です。

 

③ 調査の実施

建物の外壁を赤外線カメラで撮影します。この際、同じ場所を複数の角度から撮影することで、より正確なデータを得ることができます。また、日中と夜間の両方での撮影を行い、温度の変化を確認します。

 

④ データの分析

撮影したデータを専用のソフトウェアを使用して分析します。温度の異常が見られる場所や、湿気の侵入が疑われる場所など、問題点を特定します。

 

⑤ 報告書の作成

調査の結果をまとめ、報告書として提出します。報告書には、調査の手順や使用した機器の情報、問題点や改善提案などの詳細が記載されます。

 

注意点

赤外線調査は非破壊調査であるため、建物にダメージを与えることなく調査が可能です。しかし、外気温や日射の影響を受けやすいため、調査のタイミングや条件を適切に選定することが重要です。また、赤外線調査だけでは隠れた欠陥を完全には検出できない場合もあるため、他の調査方法と併用することをおすすめします。

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