コラム


ザヒ・ハワス博士 ギザおよびサッカラのピラミッド群の最新研究1

ザヒ・ハワス博士 ギザおよびサッカラのピラミッド群の最新研究1

ザヒ・ハワス_エジプト考古学

 

 本日、名古屋大学で行われた、エジプト考古学者のザヒ・ハワス博士の講演会へ訪問いたしました。

なぜ、ドローン会社が考古学?と思われる方も多いと思いますが

弊社代表が、地中海世界考古学のフィールドワークを専門としていた時期もあり、また、昨今は、ドローンやレーザー測量機材を用い、点群データにて、考古学研究・分析が進んでいるという側面もあり、今回の訪問となりました。

 

今回、名古屋大学と共同研究で、ギザピラミッドから新たな石室空間が発見されたことで、にわかに考古学セクターも盛り上がりを見せております。

 

さて、そういった未知の空間はどのように探されているのでしょうか?

 

遺跡保存ルール上、穴を掘ったり、石積みを崩さずに調査を行う、いわゆる非破壊調査にて進めていきます。

 

そんな中、現在注目されている、調査手法が、広大な宇宙より無数に降り注がれる宇宙線

を活用する調査です。

 

簡単にお話すると、宇宙線は岩盤の厚さ1Km程を透過するため、レントゲン検査と同じ手法で、特殊な写真フィルムをピラミッド内に設置して、そこにはピラミッドの石を透過した、宇宙線が映し出されます。その際に、ピラミッド内に空間があると、線量が多くなり、他の部分よりも違う現像結果が得られます。

その結果をもとに、空間箇所を分析して、今回のような発見につながるのです。

 

 

 

 

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