ザヒ・ハワス博士 ギザおよびサッカラのピラミッド群の最新研究2
ザヒ・ハワス博士 ギザおよびサッカラのピラミッド群の最新研究2
前回からの続きです。
ピラミッド内部の調査については宇宙線を活用しているというところまでお話しました。
それと同じぐらい大事なのが、ピラミッドや遺跡外部のデータの取得についてです。
ピラミッドの新しい発見は石室ぐらいなんじゃないの?
内部構造の新発見も確かに大事なのですが、
ピラミッドを始めとする、世界中にあるほとんどの遺跡は発見当初から、風化が進み、
ゆっくりとではありますが、構造が崩れてゆきます。
それを防ぐ手段というよりも、現状残っているものをデータとして残しておこう。
というのが、外観・内観データの作成に当たります。
そのデータを基に、補修や修繕が可能となります。
2019年に火災によりその殆どが消失したノートルダム大聖堂もデータを基に、再建を行っています。
可視光カメラやレーザースキャナーを用いて、建造物や歴史遺物を3Dスキャンし
そのデータから点群データと呼ばれる、点の集合体に変換をします。
その点群データから3D化した貴重な歴史データが、次の世代に引き継がれてゆくのです。
弊社でも、文化財保護等の同様の取り組みを行っております。
気になる方はぜひ三次元計測.com™までご連絡下さい。
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